於江府出雲大掾正光

於江府出雲大掾正光やいらなくなった刀剣、武具、日本刀がありましたらお気軽にご相談ください。
日本刀について
日本刀を作るために心金、棟金、刃金、側金の4種類の鋼が得られたら、今度はこれらを鍛接していきます。それを打ち伸ばしていき、切り離します。さらに、刀の形に打ち伸ばしていく素延べという工程に入ります。これは日本刀の製法におけるポイントといっても過言ではりません。ここでの仕上がりが最終的な日本刀の完成形を決めます。その後、火造りという工程に入ります。刀身の棟は三角になるように叩いて、刃の側（平地）は薄くなるように叩き延ばしていきます。最後に「鎬地（しのぎち）」を叩いて姿を整えます。刀身全体をあずき色になるまで低く加熱します。その後、刀身が冷えたら表面の黒い汚れを荒砥石で砥ぎ落とし、平地と鎬地を小槌で叩いて冷間加工をおこなっていきます。「刃渡り」と「区（まち）」が定まる工程でもあるのですが、これを空締めといいます。その後、かんなの削り跡を砥石で砥ぎ落とす「生砥ぎ（なまとぎ）」をおこないます。